* [Salesforce DX MCP Serverとは](#salesforcedxmcp-serverとは) * [事前準備](#事前準備) * [手順](#手順) * [1. SFDXプロジェクトの準備](#1-sfdxプロジェクトの準備) * [2. Salesforce組織の認証](#2-salesforce組織の認証) * [3. MCPサーバー設定ファイルの作成](#3-mcpサーバー設定ファイルの作成) * [4. MCPサーバーの起動](#4-mcpサーバーの起動) * [5. GitHub Copilotから利用する](#5-github-copilotから利用する)

## Salesforce DX MCP Serverとは [Salesforce DX MCP Server (Beta)](https://github.com/salesforcecli/mcp)は、Salesforceから提供されている、開発環境の生産性を向上させるためのローカルサーバーです。この記事では、VSCodeで開いたSFDXプロジェクトから、標準のGitHub Copilot経由でMCPサーバーを利用し、Salesforce組織の資材を操作するまでの基本的な手順を解説します。 ## 事前準備この手順を進めるには、お使いの環境に以下がインストールされている必要があります。１. [Visual Studio Code](https://code.visualstudio.com/download) ２. [Salesforce CLI](https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.sfdx_setup.meta/sfdx_setup/sfdx_setup_install_cli.htm) ３. VSCode拡張機能「[GitHub Copilot](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=GitHub.copilot)」 ## 手順 #### 1. SFDXプロジェクトの準備まず、VSCodeで開くためのSFDXプロジェクトを作成します。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。 ```bash sf project generate --name my-mcp-project cd my-mcp-project ``` #### 2. Salesforce組織の認証次に、コマンドパレット（`Cmd/Ctrl + Shift + P`）を開き、「>SFDX: Authorize an Org」と入力して、操作対象のSalesforce組織で認証を行います。 ![キャプチャ1](/posts/1-1.png) #### 3. MCPサーバー設定ファイルの作成 MCPサーバーの起動設定を記述するため、プロジェクト内に`.vscode/mcp.json`ファイルを作成します。 ```bash # プロジェクトのルートディレクトリに.vscodeフォルダがなければ作成 mkdir -p .vscode touch .vscode/mcp.json ``` 作成した`mcp.json`に、以下の内容を記述します。 ```json:mcp.json { "servers": { "Salesforce DX": { "command": "npx", "args": ["-y", "@salesforce/mcp", "--orgs", "DEFAULT_TARGET_ORG", "--toolsets", "all"] } } } ``` ※ `--toolsets`オプションには、全てのツールセットを有効にする`all`を指定していますが、実際の運用では[公式ドキュメント](https://developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.sfdx_dev.meta/sfdx_dev/sfdx_dev_mcp_server.htm#sfdx_dev_mcp_configure_orgs_toolsets)を参考に、必要なツールセットに限定することを推奨します。 #### 4. MCPサーバーの起動コマンドパレットから「> MCP:サーバーの一覧表示」と入力し、「Salesforce DX」を選択後、「サーバーの起動」を選んでMCPサーバーを起動します。 ![キャプチャ2](/posts/1-2.png) ※ ご利用のNode.jsやSalesforce CLIのバージョンが古い場合、サーバーの起動に失敗することがあります。 #### 5. GitHub Copilotから利用するサーバーが起動したら、VSCodeのGitHub Copilotチャットパネルを開き、MCPサーバーと連携した対話を開始できます。例えば、Apexクラスの一覧取得やデプロイなどの操作を自然言語で指示できます。 ![キャプチャ3](/posts/1-3.png) #### 実行例 ::twitter[1991529963389087861]

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Salesforce DX MCP Server (Beta) の使い方